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米国不動産実務研修報告-その4 【参加者からのレポート】


グループ会社_株式会社ワンダーライフの宇沼主任から米国不動産研修のレポートが届きましたので、アップします。
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【米国不動産研修レポート】
今回の研修ではアメリカの不動産業界の基礎と現状を学ぶとともに、実際の賃貸・売買物件を見学することで日本とアメリカの違い・今後取り入れていくべきものを感じ取ることができた。
【物件の見せ方】
通常当社では、お部屋のクリーニングが終わった後、「清掃済み」という張り紙だけがあり殺風景な状態でお客様をご案内するケースがほとんどで、お客様からすれば、入居後のイメージが湧きにくいということが現状であるが、今回見学した物件では、ステージングと呼ばれている方法で、モデルルームのように家具・家電が配置されていた。入居後のイメージが湧きやすいというメリットだけでなく、実際にお客様が設置してある家具を気に入った際に販売しているところを紹介することで、追加の利益を生み出す効果も期待できると思われる。
 現状すぐに、アメリカのようにすべての物件に家具・家電を配置することは費用やその他の面を考えても難しいが、試験的に長期空室の借上げ物件などに設置することは可能。今後の入居率のことや、お客様をご案内する時のことを考えれば、実践してみる価値は十分にあると思われる。
 【インターネットサイトの情報】
現在、アメリカではインターネットのサイトから、日本同様その物件の場所・間取り・値段のような基本的な情報に止まらず、その地域に住む人の平均的な収入や家族構成等・土地の履歴など、日本では考えられない情報まで一般のユーザーが誰でも一目でわかるように公開されており、希望者はそれらのサイトから一つの物件に関するほとんどの情報を得ることができる。そのため、借り手側の仲介はほとんど成り立たず、賃貸仲介業のみで成立している会社は無く、賃貸仲介・管理業務は売買・投資業務のサポート的な役割が大きいというのが現状である。
今後は日本でも、来店されたお客様にお部屋をご紹介し、お部屋に関する様々な情報を提供することで仲介手数料をいただくという流れから、現在のアメリカのようになっていくことも十分予想されるため、従来通りのことをやっているだけでは、収益を上げることはできなくなる。リーシング以外にも物調・リフォーム提案・その他の分野においても、社員一人一人が意識を持って日々の業務にあたる必要があると考える。

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